【やなせたかし】『アンパンマン』の生みの親、94歳、心不全で死去。2013年（平成25年）10月15日［火曜日］

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【やなせたかし】『アンパンマン』の生みの親、94歳、心不全で死去。2013年（平成25年）10月15日［火曜日］　[ニュース] [編集]

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やなせたかしさんが
亡くなりました・・・・・。

『アンパンマン』で知られる漫画家・絵本作家のやなせたかし（本名柳瀬嵩＝やなせ・たかし）さんが、おととい１３日午前３時８分、心不全のため東京都内の病院で亡くなってた事が分かりました。

やなせたかし死去。『アンパンマン』2013年（平成25年）10月15日［火曜日］.jpg

９４歳でした。

葬儀は本人の遺志により、近親者のみで行ったということです。

こんばんは、楽っくん。です。

ついに、この日が来ましたか・・・・・。

当ブログでは、明るい話題を中心に書いてきましたが、このニュースは避けては通れませんね・・・・・。

前回、やなせたかし氏の記事を書いた時から、死の予兆はありました。

7月6日に、劇場版アニメ『それいけ！アンパンマン　とばせ！希望のハンカチ』の初日舞台あいさつが、東京都内で行われた際に、やなせさんは自身の死をブラックジョークにして観客を笑わせていましたね。

http://rakkun-49.blog.so-net.ne.jp/2013-07-06

http://rakkun-49.blog.so-net.ne.jp/2013-07-07

毎度おなじみとなった自作曲を披露し、自己紹介と最新劇場版をアピールした時、曲中で

「ステージで死んだら宣伝になる！」

と歌い、トークでは

「なんとか今のところは死なないでいるんだけど、まもなくだね。」

「病院からはあと2～3週間しか生きられないっていわれてる。」

とコメントしてました。

そして、

「死ぬときは死ぬんだよ！　笑いながら死ぬんだよ！。」

「そうすれば映画の宣伝になる。死ぬまで一生懸命やるんだよ。ハハハ！」

と語り、スタッフや観客を困惑させていました・・・・・・。　

【写真特集】　舞台あいさつでは毎回自作の歌も披露……　ありし日のやなせさんの姿

その前の6月にも、死について語っておられました。

「来年には死ぬ！」

「朝、起きるたびに体が衰弱してるのが分かる・・・・・」

と、ここでもスタッフや取材陣一同困惑し、本気とも冗談とも察しがつかず、かける言葉も失くしてました。　

その予言？・・・・が早くも的中してしまって、とても残念です・・・・・。　

やなせさんには、まだまだ元気でいてくれて、子供たちや日本を明るくしていてもらいたかったんですが、それも叶わぬ願いとなってしまいました。

・・・・・でも、９４歳まで生きたなんて 大往生 と言ってもいいですね！。

やなせさんは「まだ死にたくねー」と悪態を連発してたので、まだ死ぬことに悔いが残ってたかもしれませんが、僕から見れば素晴らしい良い人生を送られたと思います。

やなせさんは遅咲きの人生でしたが、
その寿命を全うされました！。

1919年に東京都で生まれ、高知県で少年時代を過ごします。

1939年東京高等工芸学校卒業。兵役から復員後、高知新聞社、三越宣伝部に勤務し、デザイナーとして活躍。包装紙「華ひらく」をデザインする。後に夫人となる小松暢さんと出会う。53年漫画家として独立してフリーに。

その一方、ラジオコント、テレビ番組の脚本、映画雑誌の批評などさまざまな分野の仕事を手掛けたりもして、放送作家や脚本家、作詞家としても知られました。

61年には有名な、いずみたく作曲のポピュラー・ソング童謡「手のひらを太陽に」の作詞を手掛け、69年に絵本「やさしいライオン」を刊行。

1969年、手塚治虫プロデュースのアニメ映画『千夜一夜物語』のキャラクターデザインを担当しました。　（手塚治虫より9歳も年長！）

73年には雑誌「詩とメルヘン」を創刊するとともに、月刊絵本「キンダーブック」に「あんぱんまん」が初登場。（今から40年前です）　当時すでに54歳！。

88年にはテレビアニメ「それいけ！アンパンマン」の放送が始まり、（この時69歳！）子供たちに大人気となりました。

89年には劇場版アニメ第1作「それいけ！アンパンマン　キラキラ星の涙」が公開され、その後毎年新作が公開されています。

90年に「アンパンマン」シリーズで日本漫画家協会大賞受賞。

90年には春の叙勲で勲四等瑞宝章を受章されています。

また、2000年に日本漫画家協会の理事長に就任、12年からは会長を務めたほか、2011年の東日本大震災後は復興支援活動にも尽力してました。

2009年には、『アンパンマン』が最もキャラクターが多い作品として、ギネス記録にも登録されました。　１７６８体！

晩年は、心臓手術を受けるなど引退が心配されたこともあったが、地元の高知で開催されている「まんが甲子園」の審査委員長を務めたり、各地で行われる「アンパンマン展」に出席したりするなど、９０歳を超えた最近まで元気に活躍していました。

奥さんは、２０年前に亡くなり、子供はいないそーです。

今年は画業60年、絵本「あんぱんまん」出版から40年、テレビアニメ、劇場版公開から25年の節目の年にあたり、11月には記念して、「やなせたかし大全」がフレーベル館から発行される予定でした。

◆　ことしで出版４０周年　◆

出版社によりますと、昭和４８年に始まった絵本「あんぱんまん」のシリーズは、これまでに３５０の本が出版され、累計６８００万部を売り上げる大ヒットで、ことしで出版４０周年を迎えました。
またことしは、デビューから６０年を迎えるとともに、アニメ版のテレビでの放送や、映画版の初めての上映から２５年の記念の年に当たります。
このため、やなせさんは来月、これまでの漫画や絵本の業績をまとめた「やなせたかし大全」を刊行する予定で、最近まで編集者とやり取りをしていたと言うことです。

生涯現役を貫きました！

◇ アンパンマンの声を務める 戸田恵子 さんの話。「悲しすぎて…」 ◇

アンパンマンの声を約２５年務めている声優、女優の戸田恵子（５６）が１５日、マスコミ各社へのファクスで追悼コメントを発表しました。

「やなせ先生こそがアンパンマンそのものでした。いつでも優しさで私たちを包んでくださり、分けあうことを教えてくださった。ただひたすらありがとうございましたと感謝を申しあげるしかないのですが、今は決して無くしてはいけない大切な道しるべを喪った感覚です。悲しすぎて全く力が入りません。合掌。」

と大きすぎるショックを語っています。

◇ 水島裕 さん、サンドウイッチマン（富澤 & 伊達） さんら『アンパンマン』出演声優も、やなせ氏の死を悼みました。 ◇

『アンパンマン』シリーズで知られる漫画家・絵本作家のやなせたかしさんの訃報にアニメ『それいけ！アンパンマン』に出演した声優らが１５日、ブログで死を悼んだ。

８９年にアンパンマンシリーズとして初めて劇場用に製作された『キラキラ星の涙』でマルデ・ヘンダーの声を担当した水島裕（５７）さんは「アンパンマンは、凄い作品です」と言い「今の若い人は、みんな、アンパンマンを通って大人になっているでしょう。心よりご冥福をお祈りいたします」とコメントしています。

また、この夏公開された『とばせ！希望のハンカチ』にゲスト声優として出演したお笑いコンビ「サンドウィッチマン」の富澤たけし（３９）さんは、アンパンマンを「動く教科書」「永久に不滅です」と絶賛。ただ、やなせ氏と会うことはできなかったらしく「心残り」と悔やむ。相方の伊達みきお（３９）さんはブログにアンパンマン、ばいきんまんとの写真をアップ。「最近、やっと僕の娘もパンパンマンと言いながらオモチャで遊んでいます。娘に自慢出来る大きなお仕事をさせて頂きありがとうございました」と謝意を示しました。

◇ 松本零士 さんの話。「アンパンマン知らない子いない」 ◇

やなせたかしさんが亡くなったことについて、漫画家の松本零士さんは「周りを見ていてもアンパンマンを知らない子どもはおらず、あれほど幅広く、子どもたちに親しまれるキャラクターを作れる人はほかにいなかった。舞台で元気はつらつに踊ったり歌ったりもしていて、非常に気さくな人だった。１００歳まで漫画家として頑張ってほしかったので、亡くなったと聞いて本当に残念です。」と話しています。

やなせたかしさん訃報で各界から哀悼ツイート　[J-CASTニュース]

【現代社会へ向けたメッセージ】

やなせさんは、生前こう語っておられました。

「座右の銘は『アンパンマン』！」

「自己犠牲で人を助ける！。」

「人を助け、喜ばせるのが好き！。」

「ほとんどが間違ってる！。世の中とは、もともとまともじゃない。」

「人をイジメて快感を得ている。これが最も卑劣！。」

「その中で肝心なのは、
人を喜ばせることだ！。」

「お互いそう思えば、うまくいくはず。」

「アンパンマンに最終回はありません。」

「命とバイキンは、永遠に戦うので終わりはない。」

「つらい日も挫（くじ）けないで、
最後まで頑張る！。」

やなせ先生は、まさに『アンパンマン』のようなお人柄でしたね＾＾。

後日、近親者のみで「 偲ぶ会 」が行われるということです。

やなせ先生、お疲れ様でした！

夢と希望を、ありがとうございました！

ご冥福を、お祈り申し上げます！

合掌！！