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【宮崎駿の遺言】鈴木プロデューサーが語るジブリアニメ秘話。2013年6月29日(土)。 [アニメ]



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日本テレビの「世界一受けたい授業 / 特別SP」で、
スタジオジブリの
鈴木プロデューサー
宮崎アニメの秘話&誕生を語っていました^^。
 [るんるん]





◆ ジブリ作品の魅力&誕生秘話 ◆





名物プロデューサーの 鈴木敏夫 さん(現・株式会社スタジオジブリ代表取締役)が先生として、生徒(タレントさん)たちの質問にいろいろと答えていたんですが、初めて聞く話も飛び出したりして面白かったですねーーー[わーい(嬉しい顔)] 。  [るんるん]




7月20日公開の 『 風立ちぬ 』の宣伝を兼ねて出演していたんですが、ほとんど過去の作品の秘話を語ってくれました ♪ ^^。(相変わらず、いつもの様にラフな格好でした^^)



見逃した人はこちらをどうぞ!。(観たよ。って方は飛ばしちゃってください。)



↓ ↓ ↓ ↓ ↓




秘話 その1。








ジブリ作品第一作の風と谷のナウシカは初め、宮崎駿 監督が鈴木さんの所に持って来た時のストーリーっていうのは、いきなりナウシカとオウムの暴走が、出遭ったところで終わり。 だったそーです!。 ( たったソレだけ?、マジで!?。) [あせあせ(飛び散る汗)]


ナウシカを観た人なら分かると思いますが、このオウムが腐海の森から暴走するシーンは、映画が始まってすぐのさわりの部分ですよねー?。

ここで終わりだなんて、「めっちゃ あっさりした内容じゃん!、どーした宮崎監督!、ほんとにコレでいいのか!?」と、さすがに温和な僕でもツッコミを入れたくなりますが、見せられた鈴木さんも「 う~~ん 」と唸ったそーです^^。 [ふらふら]


さすがに、コレじゃまずい!と思った鈴木さんは早速、高畑勲 監督の所へ相談しに行ったそーですよ。[あせあせ(飛び散る汗)]


そして宮崎、高畑の両監督と鈴木さんの3人で話し合った結果、宮崎案とは別に2つの案を加え、3つの案で検討し直したとおっしゃっていました。



 その3つとは、


  ナウシカとオウムが出遭って終わり の宮崎案。


残る2つは、3人で相談して考え出した案で、


  ナウシカがオウムの暴走と激突して死ぬ。 (←コレもどうかと思うが・・・)


  激突するが、死なずに蘇って話が続くバージョン。


 の3つだったそーです。



それで話し合いの結果、結局、❸ の 激突するが、死なずに蘇って話が続くバージョン。 に決まったそーです!。



そりゃそうですよねーー^^。

巨匠に失礼ですけど、➊ と ❷ じゃ話になんないですもんね~。[あせあせ(飛び散る汗)]

➊ は、あっさりしすぎてつまんないし、❷ は主人公が死んで終わりだなんて、絶望的すぎます!。 [がく~(落胆した顔)]

❸ の、今のバージョンになって良かったですね、ホントに ♪。 [わーい(嬉しい顔)]


これがもし、宮崎駿監督が手のつけらんない独裁者で人の話を一切受け入れないっていう、超ワガママな人だったらヤバかったですねーー(笑)。

今のようにジブリは繁栄[ぴかぴか(新しい)]してなかったでしょーね。 [グッド(上向き矢印)]


鈴木さんによると、宮崎駿監督っていうのは、よく人の話を聞く人らしいです。


映画を作っててストーリーに悩むと、とにかく周りの人によく意見を聞いてまわっているそーですよ。



ふつう天才と言えば、人の話をきかず、我が道を行くっていうタイプのイメージが強いですが、宮崎駿監督はそーじゃなくて、いろんな人の話を聞くというので、ちょっと意外でした。


若いころは映画作りのことで、鈴木さんとよくケンカ討論[むかっ(怒り)]して、口も聞かないって状態もあったそうなんですが、必ず宮崎監督の方から謝って擦り寄って来たらしいです。 
(人間が出来てますね^^)


今はもうケンカせず、探り合いの関係だそーですよ。 [わーい(嬉しい顔)]



結局、個人で考えるのも煮詰まっちゃって限界があるので、いろんな人と話し合って答えを出すやり方のほうが、うまくいくみたいです。





そして、「 ナウシカ 」と言えば、「 エヴァンゲリオン 」の 庵野秀明 監督
巨神兵のシーンを描いたことでも有名ですが、そのことについても鈴木さんが語ってくれました。




秘話 その2。









風と谷のナウシカ 』を制作中のころ、当時まだ23才と若かった庵野秀明が、ぶっといバックに自分で描いた大量の絵を携えて突然やって来たそーです。


その頃、庵野秀明はまだ無名で、ど素人のころですよ。

その時に、「 俺に描かせろ! 」と現れたそーです。 
(まさに絵に描いたような昭和の伝説エピソードです^^)




対応した鈴木さんは、「 こいつ、どーかな・・・・ 」と思いながらも宮崎駿監督の所へ連れてって面接させたそーです。


宮崎監督は黙って、庵野さんが持ってきた絵を見てたそーなんですが、その絵には全く関心を示さず、庵野さんの顔を見て、「 気に入った! 」と言って採用してくれたそーです!。  (これもまた男前ですね!^^)



絵よりも顔で採用!!




それを見ていた鈴木さんは、庵野さんのことを「 むさ苦しい髭面のテロリスト顔 」と思って見ていた。と笑って話してくれました。 [わーい(嬉しい顔)]


その後、庵野さんはスタジオに寝泊まりして巨神兵のシーンを描き上げたそーです。
( いい話ですね ♪ 。)



一流は一流を知るって言うんでしょうか、宮崎さんと庵野さんはお互いになんか惹かれるところがあったんでしょうね。

当時、庵野さんも無名ですけど宮崎駿もまだ一般的には無名のころだったですからね~。

今みたいに人気は全然無かったし、「ナウシカ」も公開されても今とは違ってまったく観客も入らず、スカスカの状態でしたから。

僕の記憶が確かならば、たぶん一週間で上映打ち切りだったと思いますよ。





秘話 その3。









魔女の宅急便 』の誕生秘話も語ってくれました




当時、まったくアイデアが浮かばず、どういう映画にしようかと悩んでた宮崎監督と鈴木さんの2人は、吉祥寺にある喫茶店に入ってネタを考えこんでいました。


すると、(悩みに考えた末)宮崎監督はテーブルに置いてあるナプキンを取り出して、そこに女の子の絵をササッと描き、大きなリボンを描き加えた瞬間、「 出来た! 」と叫んだそーです!。


このたった一枚の絵からイメージが膨らんで、「魔女の宅急便」のストーリーが出来上がったとのこと。


宮崎監督はいつも映画を作る前に一枚のイメージ画を描くそーですが、それさえ描ければ完成までうまくもっていけると言うことです。




例えば、『 崖の上のポニョ 』では、ポニョが巨大ナマズ?の上をピョンピョン飛び移りながら走って主人公の宗介を追いかける名シーンがありますが、それのイメージ画を製作前に描いてから「ポニョ」の全てが始まったそーです。








始めっから、ストーリーは考えず、一枚のイメージ画から想像を膨らまして制作していくので、誰も(宮崎監督ですら)どーなっていくのか結末が分かんない。だから面白いものが出来上がるとおっしゃっていました。





あと、『 魔女の宅急便 』で初めて、スカートが風に揺れる シーンってのを描いたとのこと。(宮崎監督が日本初。)

それまでのアニメでは、スケジュールがかさむ都合で風が吹くシーンでは、髪の毛が揺れるとこまでしか描かなかったらしいです。



このスカートが揺れるとこを実際に描くために宮崎監督はまた吉祥寺に行き、ジ~~っと女の子のスカートを見て、どーいう具合に揺れるのか研究してたらしいですよ(笑)[わーい(嬉しい顔)]

(巨匠にもカワイイ所がありますね^^。他の人がやったら、ただの変態です ♪ 。)




秘話 その他。








COWCOWの多田 さんが、『 天空の城 ラピュタ 』が好きで、「『 トイ・ストーリー 』や
『 ニモ 』の ジョン・ラセター 監督も宮崎アニメの大ファンですよね。」という話をすると、鈴木さんは、「彼(ジョン・ラセター)は 『 となりのトトロ 』 が好きで、自分の映画作りに煮詰まると必ず 『 トトロ 』 を観直して参考にしてるよ」と教えてくれました。



高木美保 さんが「 ネコバス が好き。あの発想はどこからくるんですか?」の質問には、「宮崎は、宮沢賢治が好きでしてね~。その世界観から来てるんじゃないですか。」と答えていました。 (なるほど。)







ちなみに、トトロの毛並みなど、宮崎アニメによく出てくる ふわふわ感 は特長があって、これを描くのは世界で一番!とのことです。





ダチョウ倶楽部の上島さんは、自分のジャンプするギャグ(上島が怒ってジャンプすると、周りの芸人が揃ってジャンプするギャグ)は、「トトロ」からパクったと言っていました(笑)。 [わーい(嬉しい顔)]

サツキとメイが雨の中、バス停で待っていると、トトロが現れジャンプするシーンのところだそーです^^。


みんな失笑して、鈴木さんも何も答えず、ただ苦笑いしてました。 (オモロイ!)





あと、都市伝説で「トトロ」の途中から、サツキとメイの影が無くなっているらしいのですが、そのことについて「本当は死んでるんじゃないか?」という噂について訊かれると、「別に何も考えていません。面白がって(ジブリの皆は)笑ってます。」と答えていました。




※ ちなみに、宮崎監督は作品が出来上がった後は、一切自分の作品を観直さないとのこと!。 「ナウシカ」から「ポニョ」に至るまで、過去の作品は、ただの一度も観直してないそーです!。 ( 驚き!。)

 (マジかよ!?、なんで?。過去は振り返らず、前しか見ない性格なんでしょーか?。)   




そして最後に最新作『 風立ちぬ 』の話をしてくれました。





風立ちぬ 庵野秀明 宮崎駿.jpg






ストーリーは、宮崎駿の好きな作家、堀辰雄 と同時期に生きた 堀越二郎 (ゼロ戦を作った人)の話で、主人公はこの2人を足したような人だそうです。

その主人公の彼女が結核で死ぬんですが、その分も自分が「 生きねば! 」というメッセージが込められているとのこと。



この映画は、天才 ・宮崎駿が作ったんじゃなく、72才の 人間 ・宮崎駿 が作った最後の遺言だということを強調して授業を締めくくって終了しました。





いや~~、普段聞けないような話や知らなかったことを色々と喋ってくださって、
実に面白かったですね~~~^^。








今度は是非、宮崎駿監督を授業に呼んで
話を聞かせて欲しいですね!☆。
 [わーい(嬉しい顔)] [るんるん]








『 風立ちぬ 』 は、今夏 7月20日公開です!!。















※ 前々日(6/27)にあったNHKの「 仕事ハッケン伝 」も面白かったです!。
鈴木プロデューサーと、オリエンタル・ラジオの中田敦彦さんが『 風立ちぬ 』のキャッチコピーを合同で考えるシーンを密着してたんですが、2人の戦いが実に良かったです。
真剣に考えてた中田のあっちゃんを見直しましたね。そして「人間・宮崎駿」というコピーが生まれました。
宮崎アニメファンは必見です!。見てない人は是非、再放送があった時には見てくださいね^^。宮崎駿もちょくちょく出て来てましたよ ♪ 。








公式サイト

スタジオジブリ - STUDIO GHIBL

http://www.ghibli.jp/

鈴木敏夫のジブリ汗まみれ - TOKYO FM 80.0 - 鈴木敏夫

http://www.tfm.co.jp/asemamire/






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鈴木敏夫

鈴木 敏夫(すずき としお、1948年8月19日 - )は、日本の編集者、映画プロデューサー。1948年、愛知県名古屋市にて生まれた。上京し、慶應義塾大学文学部社会・心理・教育学科社会学専攻に入学。在学中は多くのアルバイトを経験。1972年、徳間書店に入社、『週刊アサヒ芸能』企画部へ配属となる。1973年『テレビランド』の発行元が徳間書店へ移ったのを機会に自ら希望して『テレビランド』を編集する児童少年編集部へ異動。児童少年編集部では1978年に『アニメージュ』を創刊。1981年に『アニメージュ』誌面で宮崎駿特集を企画。宮崎と『戦国魔城』と題した映画の企画を練り、徳間書店社長の徳間康快に提案した。その企画が頓挫したのち、1982年には『風の谷のナウシカ』連載開始に尽力。『風の谷のナウシカ』の映画化が決定すると、宮崎の意を受け、プロデューサーを引き受けるよう高畑勲を説得し、以降は高畑とともに『風の谷のナウシカ』の製作を支えた。1989年にスタジオジブリへ移籍して以降、スタジオジブリ全作品の映画プロデューサーを務める。鈴木が移籍した当時、『天空の城ラピュタ』、『となりのトトロ』・『火垂るの墓』と、興行成績は下降しており『魔女の宅急便』が最後だと言われる状況だった。そこで鈴木は、日本テレビと提携する戦略をとることで、『魔女の宅急便』をヒットさせ、後のスタジオジブリ作品の興行的成功とブランド確立につなげた。メイキングビデオ『もののけ姫はこうして生まれた。』では、爆発的なヒットを仕掛けた鈴木の宣伝プロデューサーとしての一面が見られる。その一方『ホーホケキョ となりの山田くん』や『イノセンス』において興行目標を達成することができず、ディズニーとの契約上の条件を反故する結果となった。1997年、スタジオジブリが徳間書店に吸収合併され、徳間書店の社内カンパニーとして「スタジオジブリ・カンパニー」が発足すると、同カンパニーのプレジデントに就任した。1999年、徳間書店が事業本部制を導入し、「スタジオジブリ事業本部」が設立されると、本部長に就任する。2005年、スタジオジブリが徳間書店から再独立した際には、代表取締役社長に就任した。2008年2月1日をもってスタジオジブリ代表取締役社長を退任した(後任は星野康二)。ただし、その後も代表権のある取締役を務めている。株式会社スタジオジブリ代表取締役、公益財団法人徳間記念アニメーション文化財団副理事長。 株式会社徳間書店取締役、株式会社徳間書店スタジオジブリ・カンパニープレジデント、株式会社徳間書店スタジオジブリ事業本部本部長、東京大学大学院情報学環特任教授、株式会社スタジオジブリ代表取締役社長などを歴任した。現在、「ジブリ」の名物プロデューサーとして活躍中です!。








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